Archive for the ‘加工工程’ Category

アームチェアへの第二歩

らしくなってきた。 曲面仕上げは、やはり手鉋だな。外丸、内丸とも。 小鉋、反台鉋、南京鉋、 これがあれば98%において高精度に仕上げることができる。 日本の木工環境で仕込まれてきた職人としての、ありがたい技能だ。 残り2 […]

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アームチェアへの第一歩

アームチェア、アームから背枠へと流れる一体的構造のパーツを3分割で構成。 ミニフィンガーを用いた加工で継ぐフィンガージョイントなのだが、 これを適切に継ぐのは意外と難しい。 そんなわけで、画像のようなFクランプ総動員での […]

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キャビネットの扉も佳境に‥‥いやまだまだ

猛暑ではあるけれど、湿度は40〜50%あたりを推移。 身体さえ耐えられれば、木工に支障をきたすほどの過酷さではないので、大汗しながらがんがんと仕事に打ち込む。 いくつかの問題を抱えながらの扉ベニアリング加工だが、プレス作 […]

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滅入る、この寒さ(稀少材の破断)

連日35℃を超える猛暑のこの時節。 前回のエントリの続きで、ベニアリングのためのCLAROウォールナット単板を作っていた時のこと。 ムラ取りした単板をプレナーに通そうとしたところ、バリバリッ、メシメシッ、と怖ろしい異音が […]

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クラロ単板をシコシコと

梅雨明けの猛暑の中、クラロウォールナットの厚板(plankだね 苦笑)を抱えて、知人の木工房へ出向く。 うちの機械設備では手に余る400巾の単板を作るためである。 バンドソーでの挽き割り作業なのだが、うちのはわずかに30 […]

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フリッチ厚板(plank)からはじめよ

フリッチplank、つまり塊(かたまり)からはじめよ、とはJ・クレノフの遺した大切な考え方の1つだと考えているが、今日の話はそこまでの深遠にはほど遠いものの、木取りするときの大切なポイントであることに違いはない。 今、あ […]

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抽斗仕口の彩り

学習机を制作中。 脚部は思いの他スムースにできあがった。 先に取り掛かったこの机に付属するワゴンが複雑な構造であったため、そのボリュームの割にやや難儀な仕事になったのだったが、それに較べれば机本体はシンプルな構成なので当 […]

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金具、ではない抽手も悪くない?

ちょっと慌てた。 いま数種の箱物を制作しているが、これに使うハンドル型の抽手の在庫が不足していることに気づき、増産することになった。 既に半加工した在庫が少し残っていたので、とりあえずその分を完成させることに。 約30本 […]

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留め接合・その一例 〈鼓〉

木工の仕口において〈留め〉は重要なものの1つ。 生活雑器から高品質な工芸品、あるいは建築全般にわたり、あらゆるところに用いられ、またそのディテールも多様だ。 ただ“イモ”でくっつけただけのものから、隠し留め接合まで、まさ […]

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「コレクションテーブル」その2

引き続いてコレクションテーブル制作は続く。 このところ、地方への納品、地元の研修会などが続き、工房での作業進捗状況が芳しくない。 この時季はしかし、加工途上のものも変形する怖れもないので呑気なものだ。 日本の気象環境にお […]

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