工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から
遅咲きデビューの親方(TV出演)
日曜日の朝、Macの増強に奮闘しているところにどうしても邪魔したい、とやってきたのはボクの元親方、Fさん。
この取込み中にどうしたのよ、と半分正気で眉をひそめ対応したのだったが、要件は材料を回してくれ、とのこと。
地元のTV局、SBSの番組に取り上げられることになって、そのための新作に使うものだという。
既に数日前からカメラクルーを伴って工房に何度も訪れているらしい。
制作するのはビックサイズのロールトップ、ライテングビューローだという。
しかもロールには地元清水の三保の松原(羽衣伝説のあれだ)から眺める富士を象嵌で描くのだという。
どうも一世一代の仕事に取りかかる決意であるらしい。
しかし必ずしも無謀なことをやろうというのではないことは弟子のボクが保証しよう。
何となれば、ボクが世話になる数年前に、象嵌こそ施さなかったものの同様の
ビューローを見事に制作していたのだった。
しかし話しがどうもちぐはぐ。
不愉快な「Office2008 for Mac」インストール

昨日MacOSの更新作業などを行ったことは述べたところだが、引き続いていくつかのソフトの更新を行ったが「Office2008 for Mac」もその1つ。
ボクはこれまで(OS X 10.2の頃から)「Office v.X for Mac」というバージョンで使ってきた。
昨日のOS更新では、そうした環境も含め、まるごと移行させたのだったが、残念ながら新しいOS環境の下ではExcelなどは起動すらしてくれなかった。
しかたないから、この1月にリリースされた新しいバージョン「Office2008 for Mac」をインストールした。
(MacBook Airはインテルチップであり、そのためこれに対応するOfficeの新しいバージョンが必須であることで購入を強いられていた)
序でにさっそくマイナー更新アップデータもダウンロードして‥‥と。
さて今日はさっそく伝票を作成するためにExcelを起動して、作業に取りかかろうとしたのだが、引き継いでくれたはずのユーザが作成したテンプレートが反映してくれない。「プロジェクト ギャラリー」の「個人用テンプレート」を見ると、空っぽだ。
おやおや、困ったね。こんな基本的なことを引き継いでくれないようでは、何のための更新なんだろ?
対策としては、以前のバージョンのOfficeの「個人用テンプレート」フォルダをコピーし、新しい「個人用テンプレート」に格納すれば反映するはず。
さっそく起動HDをTigerのものに切り替え再起動し、このフォルダをメディアにコピーする。
またLeopardのHDに切り替えるべく再起動。
さて、ところがこの新しいOffice、「個人用テンプレート」フォルダがなかなか見つからない。
それまでは アプリケーション > Office > 個人用テンプレート、という階層構成になっていたのだが、無い。弱ったね。
Macのデスクトップ検索を掛けても出てこない。
Microsoft社のサイトにいって、サポートページ、Q&Aなどを見ても関連情報は皆無。
Webの検索でも的確情報はヒットしない。
最後の手段、正規購入版なので電話でのサポートへと繋ぐ。
Mac増強作業に関わる懸念は杞憂だった

現マシンはPowerMac G5、HD:160GB、SDRAM:1.6GB、OS X Tiger。
HDは購入時のもの、メモリは1GB増強済み、
これがHD容量については主要には画像のアーカイブなどで既に大きくオーバーし、外部HDDに依存せざるを得なくしていた。
また一方でOSが更新されたこともあったので、こうした状況をまるごと改善すべく増強を実施した。
・HDについては500GBのものを“増設”する。
“換装”ではなく“増設”。PowerMac G5には2つのHDベイがあるので、既設のHDはTigerでそのまま運用し、新たに増設したHDにLeopardをインストールし運用する、という考え。
これは現在使用している3rdパーティー社のアプリケーションのいくつかがLeopard に対応していないための経過措置。
・メモリーを新たに2GB増強
・増設した後のHDにインストールするLeopard環境の様々なカスタム環境(アカウント、ネットワークなど)を全て移行させる。
タイトルにある“懸念”だが、これはHDの増設というものは初めての経験であることに伴う作業の進め方の懸念のことである。
HDの“換装”についてはPowerBook G4で経験済みだが、2つのHDを使い分けることを前提としたシステム作りに懸念があった。
結論的に言えば、これらは全くの杞憂だった。
インテリア・オークションに見る日本のブランド力
日本初と言われるデザイン・オークション「コネクトオークション」というものが設立されたという。
運営会社を調べると、北欧家具のヴィンテージ家具を扱う「エルモ・ルイス」(ELMO-LEWIS.inc)という会社。(こちら)
この会社のサイト、所蔵の物と思われるハンス・ウェグナー、フィン・ユール両氏のヴィンテージもののスライドショーが収められていて楽しめる)
デンマークの椅子事情に詳しい人にはよく知られたところのようだ。
オークションは昨年11月の起ちあげのようだが、サイトを拝見する限りではとても充実した内容と見た。
代表的には以下のようなラインナップ
・HANS J. WEGNER
・FINN JUHL
・POUL KJAERHOLM
・ARNE JACOBSEN(充実している)、
・GEORGE NELSON
・CHARLES & RAY EAMES(充実している)、
・BRUNO MATHSSON
・ALVAR AALTO
・PHILIPPE STARCK
・MIES VAN DER ROHE
・LUCIE RIEの器(ボクはこれを入札したかった。でもCup & Saucerが13万円ではね)
日本からは
・倉俣史朗の代表作「How High the Moon」(金網のあれだ)
・柳宗理の洋食器、Butterfly Stool、剣持勇のAcrylic Chair、ジョージ・ナカシマのスツール、
・河井寛次郎の器もある
まるで椅子を中心として、近代デザイン史を総覧するような内容。感動的ですらある。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」“工場再建屋”
先々週のNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」ではWebデザイナー「中村勇吾」を取り上げたが(こちら)、今週は“工場再建屋”としてその名を轟かす山田日登志さん。
(火曜日の放送だったが、ドメイン・レジストラ移管問題でエントリが遅れちゃった)
この山田という人、以前経済誌での紹介で知っていたこともあり、興味深く見ることができた。
産業界のジャンルを越えて、数々の低迷する赤字工場の再建を成し遂げてきたというツワモノ。
当工房も考えてみれば低い生産性と、決して良いとは思えぬ作業環境であれば、この鬼の山田さんに掛かれば、果たして蘇ることができるか(笑)
というのも、実は番組ではいくつかの工場が紹介される中で、中心的に取り上げられたのが高山の飛騨産業という日本の家具産業では老舗中の老舗の本社工場だったからだ。
キツツキマークの飛騨産業と言えば創業90年近くにもなるのだろうか。日本の近代化の中にあって、いわゆる洋家具の普及、大衆化ということでの貢献度 No.1の会社かもしれない。
70年代には対米輸出なども試みたりと、家具産業界での一方の雄であったことは誰しも認めるところだろう。
高山と言えば全国有数の家具産地であるが、いわゆる脚物(アシモノ)と言われるものが得意であるところに産地としての特性がある。
これも飛騨産業の歴史と現在というものから読み解くことができるだろう。
しかしこの脚物というジャンルは、現在のようなグローバル化社会にあって、いわゆるBRICs諸国、東南アジアなどからの輸入攻勢で市場における競争力を著しく低下させてきていることは周知の通り。
しかも老舗中の老舗ということでの様々な伝統的な経営戦略、工場運営というものは、時として旧弊に閉ざされることで未来を展望することが困難、ということは想定にあまりある。
そうした状況というものを抜本的に打開するには、この鬼の再建屋、山田さんの手を借りるっきゃ無い、とばかりに番組が構成されていた。
アドレス変転・その後の顛末
周章狼狽とはこのことか、と思い知らされた昨晩からのドメインのレジストラ移管手続きから派生したBlogアドレス変転をめぐるトラブルだったが、事情の分からない読者には管理者本人以上に困惑が広がったかと思う。
サーバー管理運営側の問題も大きいとはいえ、私の不明がもたらした不始末とのそしりからは免れず、あらためて詫びたいと思います。
昨日のアクセスカウンターの数値を見れば如実にその影響が示されている。
これまでも決して大きな数値を示してきたわけではないが、昨日の総計は何と普段の1/10という惨憺たる状況だ。
今後これが回復するかどうかは何とも想定できないが、 注目していただいている方々は、URL不明の解明にWebサイト「木工家具の工房 悠」へと訪問していただけるはずだと思うので(期待するので)間もなくある程度は復帰してくれるだろう。
しかし、にもかかわらず今日に至るも数人の知人から一体どこへいっちゃったとのメールも入る。
記述内容も業務関連が主軸だし、さほどの影響力を及ぼしているとも思えない弱小Blogであれば、またあらたにこつこつと日々更新していくだけだろう。
本BlogのURLが突然 ! (お詫び)
このBlogにたどり着かれた方には感謝とともに、お詫びを申し上げなばなりませんし、いったいどこにいっちゃったんだい?いきなり閉鎖かよ(怒 !)と、憤っていらっしゃる方も多いかも知れません。
Webサイト「木工家具の工房 悠」でお知らせしましたように、レンタルサーバーの移転作業途上、このBlogのアドレスが事前告知もなくいきなり変更されてしまい、運営管理者である私自身も本日夕刻にアクセスするまで知らなかったという経緯がありました。
日々アクセスしていただいている読者には大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。
どうぞ今後もご愛顧くださるようお願いします。
言い訳がましくなりますが、簡単に事の経緯を述べます。
サンディングパッドの更新

画像はサンディングのパッドの断面部分。
3点ベルトサンダーに用いるパッドだね。
これまでは木のブロックにフェルトなどを置き、これを厚めの生地で包むというやり方で自作していたが、劣化も激しいのであまり芳しいものではなかった。
過日、塗装屋で教えられ購入したのがこの究極のパッド。
断面を見ると、薄い固めのフェルトを何層にも積み重ね、圧縮したものであることが見てとれる。
いわゆるフェルトとは哺乳類の体毛を加工したものだが、こちらは確かなことではないが、織フェルトという毛織物の部類になるのだろうね。
サンディングパッドに要求される条件とは、
・平滑面を維持しながらも、
・被研磨材である材面を傷つけることが無く、エッジが出ない程度の適度にソフトで、
・なおかつ消耗に耐えうる素材
ということになるだろうか。
まさにこのフェルト素材のパッドはこれに適合する素材に思える。
しかし価格はちょっと半端なものではなかった。
何と 10cm角で2,000円を超える。
今回は画像に写っている大きさのものを買ったが、12,000円ほどだったかな。
ま、しかし恐らくはこれだけあれば、残りの木工人生で使いきれるものではないかもしれないから良しとしようか。
既に使用しているがなかなか調子がよい。

日曜日
雨交じりの浮かない陽気かと普段より2時間も遅く起き上がった日曜の朝だったが、予測を裏切りほぼ終日快適な日和だった。
ちょっと前からマイカーの冷却水の水位が低く推移しているので、ディーラーに出向き点検してもらうことに。
指定の冷却水(クーラント)は入手していたが、車検後1年ばかりで減る量でもないのではとの懸念があり、まずは点検ということになった。
近隣に住む弟夫婦を呼び出し、ディーラー近くのレストランで会食しつつ検査の終了を待つことに。
実はMacのWi-Fi接続に関わることで、藍クラフトさんが盛んに推奨するFONを調べているときに、FON端末位置情報が反映されるマップを見ていたら、何と、どうも弟の住所らしきところが登録されていることに気付いていた。


木工家具のデザイナー & 職人のartisanです。
