工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

駿河湾からの春の便り

サクラエビ干し1
サクラエビ漁が今月初旬解禁。
産卵時などの資源保護のための禁漁が春と秋に解ける。
一昨夕、近くの大井川港にある直販のお店に電話をかけ、漁に出るのかどうかの確認をしておいた。
昨日の朝、上がったばかりのサクラエビの天日干しの作業を終える時間を見計らって出掛けた。
お店には近隣の人々が大勢買い求めに来ていた。
ボクはサクラエビとともに、生のシラス、およびそれぞれの釜揚げなどを求める。
わずかに3〜4cmという小さな魚体のサクラエビを生で食すことのできるのはその日限り。
したがって地元の人々の口にしか入ることのない貴重な食文化だ。
市場ではシラス干し、天日乾燥の干しサクラエビが一般的だろう。


サクラエビ干し2
お店の外には干したばかりのサクラエビのうす紅色の絨毯が広がっていた。
春と秋の風物詩だ。
さっそく夕食の食卓に上げる。
サクラエビのお刺身。そしてかき揚げ。定番のメニュー。
マグロやブリに舌鼓を打つのも悪くないが、こうした近海の珍味を味わうというのも海洋食文化にめぐまれた我々の特権であり、幸せだ。
サクラエビ調理
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  • おっ、いいねえ。
    そこで一句:
    海彦の幸を噛みしめ桜えび
    そのうち陶器もつくりはじめ、北大路魯山人のように
    なるのかなあ……。

  • 魯山人か、ま、今で言う総合美術プロデューザーですな。
    あなたの近くの長浜での居留も長かったはず。
    「星ヶ岡茶寮」みたいなものを作るのは良いよね。
    数寄者、財界人が集まるのではなく、「江戸の風に吹かれて」さんのような人が落ち着けるようなとこだよね。
    資金は風に吹かれてさんに任せるとして‥‥と。

  • 生さくらえび生しらす
    季節ものですねぇ〜
    以前このくらいの時期に
    沼津に行って食した事がありました
    家庭で食べられるのはいいですねぇ

  • kokoniさん、あなたは食道楽のようですから、このようなものにも目がないのではないですか。
    沼津と言えば、鮨でしょ。確かに鮨ネタとしてもよく使われる素材かも。

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