仕口は楽しんで
授業で本格的な家具制作をスタートさせる前に座学と並行して手道具を使っての様々な仕口のトレーニングをしたことがあった。鳥海義之助著の「木工の継ぎ手と仕口」にある代表的なものをやっていたと記憶するが、ボクは時間外も含めひとり様々な仕口にチャレンジして楽しんでいた。
木工のテクニクスなど大層なモノではないと考えられるかもしれないが、どっこい長年にわたり職人から職人へと口伝と手業で伝えられてきた技法の体系の豊かさには驚かされるものがあった。
ここに紹介する仕口は決してめずらしいものでもなく、ボクも比較的多用するものうちの1つだ。
“核相欠留接”と呼称するが、他にも“襟輪付鬢太留”(えりわつきびんたどめ)などとも言う。英米では(Lock Miter Joint)
小さな燭台を入れる筺を依頼された。かなりの数量なので、クライアントに確認してもらうための試作品。
お若い人で海外通販などでルータービットを探す人は見掛けたことがあると思う。
ボクの形状とは若干異なり、“Lock”部位は台形で処理されているけどね。
特徴は外形は留であるが、“Lock Miter”とあるように内部は外れにくい(切れにくい)構造になっているところだ。


店員に尋ねるも、この店舗ではネット接続サービスは提供されていないという???。


うちにあるのは100φ、200wのサイズのものだが、このサイズは様々なものがあるだろう。



例えば画像のような框モノの加工でも高精度になっているだろうし、無駄な動きもなくなり、淡々とした進捗の中にもここ一番のところではしっかりつぼを押さえつつ進める。
木工家具のデザイナー & 職人のartisanです。
