工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

「伊豆アートフェスティバル」へ

伊豆アートフェスティバル谷川晃一さんから「伊豆アートフェスティバル」の案内が届いた。
1993年5月に生まれたこの催しも、数えること16年目だね。
スタートした初年度から数回は取引のあったギャラリーオーナーに誘われるままに、華やかなレセプション会場にももぐりこんだりと足繁く通ったものだった。
多くのアーティストが、都心などからこの別荘地というのか風光明媚な保養地に移住して生活基盤を固めつつ活動している。
こうした独自の地域的特性を活用して、薫風さわやかな5月に伊豆高原一帯で展開されるのが「伊豆アートフェスティバル」だ。
平面アート、彫刻、工芸、etc‥‥、アートの切り口で様々な作品群が、作家のアトリエ、ギャラリー、ペンション、あるいは庭先で展開する。まさに高原全域がフェスティバルで賑わう。


公式パンフレットを手に、そこに掲載された地図を頼りに、好きなジャンルの作品を、あるいは作家名に誘われて訪ね歩くのはさぞ楽しいだろう。
谷川さんは昨年亡くなられたパートナー宮迫千鶴さんの遺された作品とともにお二人の作品群、関連グッズなどをアトリエにある「南庭工房」(なんていこうぼう)に並べられるようだ。
通夜の席で明かされた、彼女の遺作を何らかの形で公刊したいとの意志の表れでもあるのだろう。
宮迫さんの墓前に供えるお花とともにお天気の良い日を選んで出掛けてみよう。
公式サイト
南庭工房
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死後の世界とは(宮迫さんの通夜に参列して)
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アン・サリー「こころうた」

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