工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

MacBook Airとご対面

MacBook Air
いゃぁ、すごいマシーンだ。ため息が出るほどに‥‥。
スペックこそ既ラインナップのMacBookに見劣りがする(後述)ものの、Apple 社のラップトップコンピューターはかくあるべきという意気込みが見事にここに体現されていると感じたね。
静岡市内の唯一のApple社公認のAppleショップ「コジマ・New静岡店」。
Macコーナーは入り口正面のエレベーターを上がった突き当たり、大きな床面積を取った特別なコーナーだ。
あれ、どこかな?と大きな4つの展示台を探すと、テーブルから15cmほど浮かせたプラスチックの台に載せられた小さなノートブックがあった。  オウッ、やっと逢えたね !
Apple社によるラップトップコンピューター(ノートブック、コンピューター)の再定義?
Appleでは「モバイルコンピューティングのまったく新しいスタンダード」としているが。
何がすごいか?
まず上げるべきはそのSexyでクールなデザイン。
既知のように、このMacBook Airは、13.3″ワイドスクリーンLEDディスプレイ、フルサイズのキーボードを搭載しながらも、その薄さ(世界で一番薄い)、重さ(1.36Kg)において革新的なマシーンであることは言うまでもないが、こうして初めて目にし、手に持って感じたことはその斬新で美しいデザインだった。
質感がすばらしく良い。


MacBook Proと同じく酸化皮膜処理したアルミ合金製だが、さらに洗練されてきているようだ。
あまりに薄いので、その剛性には疑いの眼が注がれてもいるようだが、その質感が与える剛性感からはそれらの懸念を十分に払拭させてくれるものがあった。
キーボード周りにはトラックパッド以外、あるものといえばPowerスイッチだけ。しかもそれもフラット面と面一(ツライチ)で存在を感じさせないほど。
この面はキーボード部位が一段掘り下げてあるだけ(薄さ追求のためのデザイン)で基本的にフルフラット面となっている。接合部位もなければ無粋なボタン類、ライト類も皆無。
店舗のこのフロアにはWinのノートブックが沢山並んでいて、比較対象してみれば一目瞭然、それらのキーボード周りには、いくつものスイッチボタン、モニターランプ、Intelロゴなどが所狭しと自己主張してたが、このAirには何にもない。Winの粗雑さに較べ、実にシンプルで美しい。
Win ラップトップにある一見便利そうな操作ボタン群などは実は全てキーボードからアプローチ可能なものばかりだしね。ボタンはPowerSwitchだけあれば十分。
原点回帰。
Apple社の一貫したマシーンの秀逸なデザインをさらに洗練させ、工業製品としてのある種の究極的な美しさを見せてくれている。
MoMaのパーマネントコレクションに加えねばならない美しさとでも言えば良いか。
Tear Dropって言うのだろうか。その厚さだが手前が4mmからもっとも厚い部分で19.4mmと縦横ともに切れ長の断面となっている。
このTear Drop形状はこれまでのApple社のノートブックにはなかったもので、バッグへの収納アプローチを考えてのものなのか、ジョブズ氏がMacWorldステージで見せたパフォーマンス、マニラ封筒に収めるかはともかくも、スムースな出し入れには格好の形状だろう。
しかし、この薄さの駆体に良くもまぁマザーボード、HDD、バッッテリーを押し込んだものだ。
バッテリー交換が出来ない事への批判も強いようだが、これだけの薄さを実現させるには取り外し可能なバッテリーという要請は断念せざるを得なかったことは、実機に触れてみれば少し納得せざるを得ない。
キーボードのタッチ感もストロークが小さく、しかしフニャフニャ感もなく、良い。
MacBook Proに搭載されているものと同じキーボードのバックライトの方は周囲が明るいので確認できなかった。
マルチトラックパッドも操作してみたが、残念ながらこのデモ機のiPhotoは空っぽ。Safariでも試みたが操作性を確認するには至らなかった。
仕様についてはいくつもの批判があり、いずれも確かにその通りかもしれない。
光学ドライバが非搭載。インターフェースがあまりにチープ。HDDが80GB。CPUがIntel Core 2 Duoプロセッサでありながら、1.6GHz(上位機種で1.8GHz)。etc
しかしはっきり言えば、あくまでもモバイルを前提としたサブマシーン(しかし13.3″のディスプレイ、フルサイズのキーボード搭載)という位置づけが明確だということで、それらの数々の批判は当を得ないものとなるだろう。
なお光学ドライブ非搭載を補うものとして革新的なワイヤレス機能が整備されている。
802.11n Wi-FiとBluetooth 2.1、そして新たにRemote Discという機能で、他のMac、PCにワイヤレスで繋がり、この光学ドライブを「借りる」ことができるというのだ。(オプションで専用の光学ドライブも同時発売)
バックアップにはWi-Fiベースステーション、Time Capsuleという新しく開発された外部ハードディスクにワイヤレスで繋がる。
このように光学ドライブ非搭載に見られるAppleが見せた新しいモバイルスタイルの提案は積極的に評価されても良いだろう。
いずれさほど遠くないうちに、上述の批判はいったい何だったのかと思われるほどに、このラップトップ世界では標準な仕様となっているかもしれない。
Apple社の企業理念とは一貫してそうした先進的な分野を切り拓いてきたものではなかったか。
さて、AppleStoreからの受注には5日から配送が始まっているようだが、、Appleストアとはいえ、一般の販売店であるこの店舗の担当者に尋ねると、今月末か、3月上旬にならないと入荷しないとのこと。現段階での供給力はあまりにも低いようだった。 (+_;)
■ MacBook Air ビデオガイド
Apple Store(Japan)

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  • 買うんですか?
    昨夜のクローズアップ現代で
    アメリカのO候補の陣営が
    事務所と接続するために
    全員一斉に↑を開けたので吃驚!
    これは ブランド服を着た動くモデルさん
    みたいなものですかね

  • artisanさんの購入も時間の問題のようですね。
    私は今のところモバイル環境を必要としていませんが
    購入したらまたインプレッションをお願いします。

  • kokoにさん、どうも。、ところで実機はご覧になりました?
    Obama事務所のシーンですね。
    選挙資金に35億円集めたという。
    もう決まりなのでしょうか。
    acanthogobiusさん、いえ、Macworld Expoでの発表当日(02/15)、ポイントが○万円たまっているショップに走り、発注しているのですが、その後4週間経過するも未だに入荷は未定だそうで‥‥(/_;)
    その後別途発注した専用のショルダーバッグだけが届き、主を待っている状態です。

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