工房通信 悠悠: 木工家具職人の現場から

シンディー・ローパー と坂本龍一(ジョン・レノン コンサート)

昨日に続いてYouTubeなのだが、シンディー・ローパー繋がりのもの。
というか、実は昨日のup段階では気付かなかったのだが、フルスクリーンでよく見ると、キーボード(シンセサイザーピアノ)を弾いているのはやはり坂本龍一のようだ。
一瞬アップされる横顔での顔と髪型、そしてその演奏スタイル。
YouTubeクレジットにはなかったのだが、ほぼ間違いないだろう。
このビデオ・『Strawberry Fields Forever』(John Lennon)は2001年のセントラルパークで開かれた『ジョン・レノン・トリビュート・コンサート』のものと思われる。
同じ年に坂本龍一が呼びかけた《地雷撲滅の為のチャリティーレコード『Zero Landmine』》に多くのミュージシャンと共にこのシンディーも参加していることからも伺える(その活動領域、スタンスからしてね)。
少し調べたら、YouTubeに坂本が率いる『Zero Landmine』のビデオが数コンテンツあった。
その中で画質がよいものを貼り付けてみよう。


別のものからは、日本のTV局、TBSの「NEWS 23」の筑紫哲也などが最後に顔を見せているところから、TV局とのタイアップであったことが伺える。
例えばこちら (9:18もの長いバージョン)
参加ミュージシャンは以下(wikiより参照)。
〈海外アーティスト(五十音順)〉
アート・リンゼイ
クラフトワーク
スティーヴ・ジャンセン
シンディー・ローパー
デヴィッド・シルヴィアン(作詞)
ブライアン・イーノ
ヤドランカ
〈日本国内アーティスト(五十音順)〉
UA
大貫妙子
坂本龍一 (Keyboards、Piano)
桜井和寿 (Mr.Children)
佐野元春
SUGIZO (Guitar)
高橋幸宏 (Drums)
TAKURO (GLAY) (Guitar)
CHARA
DJ KRUSH (Scratch・DJ)
TERU (GLAY)
中村正人 (DREAMS COME TRUE)
吉田美和 (DREAMS COME TRUE)
西川隆宏 (当時DREAMS COME TRUE)
細野晴臣 (Bass)
山塚アイ (BOREDOMS)
(wikiのクレジットには出ていないがチェロは藤原真理だね)
(冒頭、およびENDに出てくる、くるくる回るものは様々な形状の地雷)
ご存じの通り、坂本は多彩な音楽活動とともに、環境問題・反戦平和・反原発への積極的な発言、および多くのミュージシャンを伴い社会活動を並行して行っているユニークな人物として知られている。
音楽家のこうした活動には冷笑的な(シニックな)見方も含め、様々な意見もあるようだが、日本人ミュージシャンの多くがアパシー(無関心)な状態にあって特異な存在と言えよう。
しかしこれはむしろ日本的特殊性とも言うべき傾向で、欧米ではある種のセレブと言われるスーパースターの多くが、積極的に発言、行動していることはつとに知られたところ。
彼らの発言力、メッセージの力は、凡百の政治家などより余程その影響力は大きく、これを自覚的に、自らの音楽活動における社会性として位置づけていることには好感を持って受け止めたい。
20-21世紀における地球規模でのアポリア(解決困難な問題)を克服していくことは良識ある人々全てに課せられた課題であり、彼ら“マレビト”が自らの立場にふさわしい活動をするのは当然でもあろう。
シンディーもまた、坂本との活動以外にも、オノ・ヨーコ他、様々なミュージシャンとともに人権活動などを積極的に担っているようだ。
〈過去記事から〉こちら
sitesakamoto.com
apバンクも国内におけるユニークな金融活動として有名。

ap bankは、音楽プロデューサー小林武史と、Mr.Childrenの櫻井和寿の2名に、アーティストによる自然エネルギー促進プロジェクト「Artists’ Power(アーティスト・パワー)」の発起人である坂本龍一氏を加えた3名が自己責任において拠出した資金をもとに、設立されました。ap bankの「ap」は「Artists’ Power」のAP、そして「Alternative Power」のAPでもあります。ap bankは現在、小林、櫻井を中心に結成されたバンド「Bank Band」に加え、多くのアーティストの協力を得て行うイベント、CDやDVDなどの制作物の収益金を主な融資原資、活動資金としています。   ap bankサイトより

apバンクフェスティバル
ZERO LANDMINE

《関連すると思われる記事》

                   
    

You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed.