キャリア職人の余裕と落とし穴
ボクがこの世界に入ったのは青年と呼ぶには薹(トウ)が立つほどの年齢だったということもあるが、修行の頃は当然としても、独立起業もなお、必死の形相で木工に取り組んでいた。 寝ても覚めてもただひたすら、生きる全てが木工漬け、と […]
More »ボクがこの世界に入ったのは青年と呼ぶには薹(トウ)が立つほどの年齢だったということもあるが、修行の頃は当然としても、独立起業もなお、必死の形相で木工に取り組んでいた。 寝ても覚めてもただひたすら、生きる全てが木工漬け、と […]
More »これまでキャビネットの抽出の側板には様々な材種を用いてきた。 もちろん、前板と共材で使うこともあったが、その多くは桐、朴(ホウノキ)、榀(シナノキ)、桂(カツラ)などの、いわば軟材に属する樹種たちだ。 大昔、朴の代替材と […]
More »うちの仕事納めは、終日機械の整備、メンテンナンスで追われる。 “追われる”が、“終われない”ことさえある。 ま、しかし今年は、終日“追われ”、何とか終えることにした。 自動一面鉋盤は、まずはローラーにこびり付いたダスト、 […]
More »電話ベルが鳴り、液晶モニタには“82”から始まる11桁の電話番号が表示されたのでちょっと驚く。 国識別番号が付加された相手先はお隣の韓国。 ハングルはさっぱりなので緊張するが、相手は日本語端麗な女性の声で安心する。 とい […]
More »ここ静岡県下、至る所で台風15号の爪痕が残っている。 いまだに停電している地域もあるとのこと。 土砂崩れなどで被災地へのアクセスが困難なために、復旧に手間取っている。 皆さんのところは如何だっただろう。 うちの工場、自宅 […]
More »フラッシュ構造で作られた戸板。 この枠材から突然弾丸が現れた。 作業者の自分に打ち込まれたものであるかのような衝撃と痛痒。 ランバーコアの芯材を15 × 20mmの断面を持つブラックウォールナット材が取り囲み、フェイスが […]
More »今日はさほど読むに値する話題でないが、電卓の話しをしてみる。 木工房における電卓のこと。 開業以来20数年、工房内で使う電卓、これまで何台使ってきたことだろうか。 5年ほどの単位で更新してきたかも知れない。つまりこれまで […]
More »ダイニングチェアとして使われていたという、〈アームチェアLam03〉が我が工房に戻ってきた。 どのような顔つきで帰ってくるのか、生みの親としての心配もあったわけだが、意外に良い顔つきで戻ってきてくれた。 使い込まれた風格 […]
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