Archive for 4月, 2009

栃拭漆座卓

栃の座卓。 当初の構想では“きはだ”という材種で制作する積もりだった。 10数年前に製材したもので、素性の良いものを在庫していたからだ。 しかしいざ木取り段階で確認すると、きはだでは脚部に必要とされる厚い板、3寸板を製材 […]

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豚インフルエンザ・パンデミックの怖れとは

WHO(世界保健機関)は昨27日、緊急委員会を前倒し開き、パンデミック・アラートをそれまでのフェーズ3からフェーズ4に引き上げた。 このフェーズ4という警告は何よりもメキシコで高い死亡率を示していること、さらにはメキシコ […]

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みちのく顧客にいざなわれるままに(続)

結局翌日も終日そぼ降る雨の中で過ごしたみちのくの街だったが、「はやて」車中の人となった数分後、東向きの窓に流れる風景は急速に明るさを増し、あっ、やっとおてんと様が顔出したか、とため息をもらすと間もなく、車窓に納まりきらな […]

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みちのく顧客にいざなわれるままに

覚悟はしていたが、やはり陸奥(みちのく)の新幹線駅を降り立つと既に雨がポツポツと落ちていた。 間もなく強い雨脚になっていったが、ホテルのチェックインを済ませ、そのまま向かった盛岡城跡公園の期待していた枝垂れ桜は濡れそぼり […]

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小椅子2題

ボクは欲張り。 さして能力があるとも考えていないが木工家具であれば何でも作っていきたいと考えている“うつけもの”。 つまりあえて言えばキャビネットメーカーと自認しているが、椅子なども良いものを作っていきたいと考えている。 […]

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「伊豆アートフェスティバル」へ

谷川晃一さんから「伊豆アートフェスティバル」の案内が届いた。 1993年5月に生まれたこの催しも、数えること16年目だね。 スタートした初年度から数回は取引のあったギャラリーオーナーに誘われるままに、華やかなレセプション […]

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舞良戸

室内の建具も最近ではもっぱら戸板に化粧合板を用いたフラッシュ戸が用いられるというのが一般的だが、日本建築の空間を仕切る建具を安易に考えて良いということにはならない。 ことに和風建築ともなれば、端正さ、粋に見せるための材質 […]

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杉の芳香

ここ数日工房に入ると独特の芳香が漂う。 杉の香である。 樽酒、和菓子の箱などにも好んで用いられるのもこのため。 産地によっても少し異なるのだろうか。 さすがに秋田杉というべきか。特有の香りは作業をしていても心地よい。 た […]

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秋田杉による快楽

このところ、それぞれかなりのボリュームを有する複数個所の納入を控え、慌ただしく準備に追われている。 既にいずれも塗師屋、あるいは張り屋へ託してしまっているので、これらの仕上がりを待つばかりであるのだが、1つだけ制作途上の […]

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マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)

「Archiv」(アルヒーフ)というレーベルで最初のレコードを買ったのは、あれは16の頃だったろうか。 ヘルムート・バルヒャのバッハ・オルガン曲集だった。 ドイツグラモフォンの系列レコード会社だったが、ミニマルなデザイン […]

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